今回はフットボーラーズアングルについてお話ししたいと思います。
フットボーラーズアングルとは、欧米で昔からサッカー選手に多く起こる足関節の障害です。
足関節の前方と後方で別名があり前方がインピジメント症候群といい後方が衝突性外骨種などと呼ばれています。
フットボーラーズアングルは足の甲でのキック動作やバスケットボールのジャンプなどで足関節の底背屈運動が強制され骨同士がぶつか
り起こるスポーツ障害です。
原因はサッカーのキック、クラッシックバレエのポアント動作など、足関節の底屈強制により前方の関節包が過伸展され後方では骨同士
が衝突して損傷する。逆にジャンプ着地などで踏み込んだ時は、背屈が強制され前方の骨が衝突し、後方の関節包は過伸展することにより起こる障害です。
骨同士が衝突すると骨軟骨の損傷をきたし、この損傷の修復機転として骨棘が形成されます。特に足関節捻挫の既往がある選手では、足関節の不安定性が増すため骨棘形成、関節包滑膜の増殖をきたし疼痛などの症状を増悪します。
進行例では骨棘が骨折をきたし、関節内に遊離したりインピンジして激痛を発する場合があります。
症状としては、キックやジャンプ時の足関節の自発痛、圧痛、運動時痛、骨棘の触知、進行すると足関節の可動域制限をきたします。
関節前面の骨棘の存在は背屈制限の、後面の骨棘は底屈制限の原因となります。
よくこの傷病が起こるスポーツとしては、足関節に負担の強いキック動作を伴うサッカーやラグビー、
ジャンプ着地で足関節の底背屈が強制されやすい器械体操、クラッシックバレエ、バスケットボール、バレーボールなどが、よく起こるスポーツになります。
予防としては、フットボーラーズ・アンクルは、ボールを強く蹴ったり、着地動作からのリアクションなど足関節の底屈、背屈が強制
されることにより骨同士の衝突が起き、それにより棘ができたり、軟骨の損傷が起こり、痛みと足関節の可動域の低下、腓骨筋群の筋
力低下が起きてしまう障害です。
足首の柔軟性が低いとこれらのリスクが高いため、ストレッチングを十分に行う事が大切です。
また、足首捻挫の治療が不完全だったり、繰り返される足首捻挫による足関節の不安定性がみられると、関節内へのストレスを高めて
しまうため、足首捻挫を軽視せずに、しっかり治療する事や、テーピングやサポーターを利用して、不安定性をカバーする事が予防につ
ながります。
最後にサッカーをしている人に起きやすい障害なのでお気を付けください。
美合治院は、岡崎市美合町にあり、名古屋線美合駅から徒歩1分。
朝9.00~夜9.00まで診療しています。
夜遅くまで働く方には大変便利です。
腰痛や肩の痛みなどに悩む方は遠慮なくご相談ください。
美合治院
岡崎市美合町生田301 蔵ビル1F
TEL 0564-83-8528
#岡崎#接骨院、整骨#交通事故#骨盤矯正#美合#接摩、マッサージ#骨折、捻挫、打撲#痛み